Aras、デジタルスレッドを保守サービスの領域に拡張するMRO機能を買収

オープンなエンタープライズ・プロダクトライフサイクルマネジメント(PLM)ソフトウェアを提供するAras ®は、2018年1月31日、Infospectrum社からImpresa Maintenance, Repair, and Overhaul (MRO)事業を取得したことを発表しました。Impresaの買収により、Arasは一連のMRO機能を保有することとなり、製品のメーカーや設備管理者は複雑な製品の開発と保守をデジタル的に一変させることが可能になります。Impresaの買収に伴いArasは今後、デジタルスレッドを保守サービスの領域にも拡張しデジタルツインの基盤となる単一かつ最新のプラットフォームでPLMとMROを提供していきます。

Aras Impresa MROソフトウェアは、Arasエンタープライズサブスクリプションの一部として提供され、Arasのサブスクライバーであれば追加費用不要ですぐに利用が可能です。

メーカー、設備管理者に新たな価値を提供

競争を勝ち抜くために、製造業は次世代製品を継続的に革新し、柔軟なCapacity-as-a-Service(CaaS:サービスとしてのキャパシティ)を提供しなければなりません。その結果、彼らは製品の開発方法を変革し、保守の領域においていかにサービスを提供するか、その計画を立てる必要に迫られます。PLMをMROに接続することにより、製品開発と現場のデータ間のクローズドループでどちらの目標も達成することができます。

製品の設備管理者は稼働時間と収益性を最大化するために、自身が所有している複雑な製品の保守方法を改善したいと考えています。そしてますます、製品設計をコントロールして、個別部品からフルアセンブリに至るまでコンポーネントの保守や交換を最適化したいと思うようになるのです。PLM機能を追加することで、設備管理者は製品設計を実際の保守に活かすことができます。PLMとMROを組み合わせたソリューションにより、資産の保守・サービスに関連する設計、意思決定、部品選択の管理に必要なPLMの性能が得られます。

メーカーと設備管理者は、これらの新しいゴールを実現するために、レガシーシステム、プロセス、断片化されたITアーキテクチャを克服する必要があります。製品とサービスの新たなブレークスルーに向けたデジタルスレッドとデジタルツインのため、プロセスとシステムを変革し、部門間を繋ぎ、運用上のサイロを排除し、完全なライフサイクルトレーサビリティを構築しなければなりません。

  • 「Arasは、現在そして将来の複雑な設計・製造プロセスを近代化するためのデジタルトランスフォーメーションパートナーとしてお客様に選ばれています。そしてこれまで更なる進化のためにMROアプリケーションが求められていました。Impresaの買収により素晴らしいチームと実績豊かなソリューションが加わり、私たちはMROの機能をさらに拡張し、単一のプラットフォーム上でMROとデジタルスレッドを繋げる最初の企業となります。」 – Peter Schroer、Aras CEO
  • 「製品の構成を理解する能力は、その運用・保守方法を最適化するために不可欠です。「As-Built」データを「As-Maintained」データに繋げることは、顧客のために複雑な製品を維持したいと考えるメーカーにとって強力なステップとなります」 – Rob McAveney、Arasチーフアーキテクト
  • 「大規模で複雑な製品を持つ企業は昔から、サードパーティのシステムを介して、レガシーPLMシステムから単体のMROシステムやMROとPLMとの合体システムに情報を転送しようとしてきました。しかしこれらのアプローチは、しばしば間違いが起きたり不正確であり、持続可能なものではありません。Aras PLMプラットフォームにImpresaが入ることで、企業は資産構成から運用と予測保守までのあらゆるプロセスを追跡できるようプロセスを変革することができます。」 – Suresh Iyer、Infospectrum CEO

この買収の一環として、Arasは技術、知的財産、および専門知識を取得します。Arasは、早速ArasのPLM プラットフォームへのImpresa MROのテクノロジーの組み込みを開始し、単一のプラットフォームとコードベースで完全な製品ライフサイクルのトレーサビリティを提供し続けます。

ArasのサブスクライバーはこちらからMROアプリケーションのリクエストが可能です。

Aras Impresa MROソリューションの詳細については、インディアナポリスで開催されるACE 2018にご参加ください。専門家との相談、デモンストレーション、ロードマップについてのディスカッションの場をご用意しております。

参考: