CEOピーター・シュローラ ブログ 「IoT – 安心してください。まだ間に合います。」

IoT – Good News Is…You’re Not Too Late_JA

IoTは世界を一変させる次なるゲームチェンジャーでしょうか?新しいハイプ(誇大な宣伝文句)でしょうか?それとも、EMCなどエンジニアリングを牽引する企業が20年前にすでに行っていた、優れたビジネス手法なのでしょうか?

ハイプ・サイクルというものはとても説得力があります。あなたの耳元で“なぜIoTをまだやっていなんだ?”と叫んでいるCEOも同じです。自らなぜ?と問いかけてみましょう。インダストリー4.0やIoT、これらの一番の目的は何でしょうか?皆さんはそれらすべてのデータをどう扱おうとしているのでしょうか?そして、ソフトウェア、エレクトロニクス、クラウド接続を使ってものづくりをする準備が本当にできていますか?これまで50年間スニーカーを作ってきた皆さんは、エレクトロニクス技術についてどのくらいご存知なのでしょうか?

ハイプのジェットコースターに飛び乗ることの問題はここにあります。最初のチップを靴に組み込む前に、そのチップで何を計測しようとしているのかを理解しておく必要があります。これは技術的な話ではありません。そもそものビジネス戦略の議論です。なぜ?と問いかけ続けなければなりません。なぜ自分たちはこれをしているのでしょうか?なぜお客様はこれを必要としているのでしょうか?なくても全く問題ないのに新しい電子部品やソフトウェア、アプリケーションを歯ブラシに追加することのメリットが本当にあるのでしょうか?そして、その開発によって上乗せされる製品のコストを誰が負担するのでしょうか?

こうした「なぜ?」に答え、それに納得することができて初めて、皆さんは「どのようにして?」の話ができます。この技術をどのように皆さんの製品に追加すればよいでしょうか?当社のパートナーであるMicrosoft社は、Azure上で優れたIoTプラットフォームを提供しています。これには、検証作業のためのテンプレートやIoTライブラリー、データ収集分析事業者およびBIツールが含まれています。そしてこのツールボックスで本当にすばらしいのは、皆さんのアイデアのモックアップやプロトタイプを作るために使えるという点です。しかし、これは単なるプロトタイピングとイノベーションです。皆さんにとってさらに検討すべき重要な「どのように?」があるという点で、マイクロソフト社とArasは同じ考え方をしています。研究室でプロトタイプを作ったら、次はテレメトリー(遠隔測定)に必要なセンサーを製品に組み込むという、まさに皆さんの製品の核心となるステップが待っています。そこには、センサー、ソフトウェア、クラウドデータの収集、PLMシステムへのフィードバックなど、数多くの可動部分(動的部分)があります。そこで望ましいのは、システムズエンジニアリングのプラットフォームを準備することです。なぜなら、皆さんは今や、極めて複雑なものを管理しようとしているからです。

しかし安心してください。まだ間に合います。新製品を市場に投入するのには時間がかかります。皆さんが本当にいくらかの試験を行うことを検討し、その意義を見出し、それからIoTビッグデータを実現し収益を生むまでに2年はかかります。CEOにとっては悪いニュースですが、IoTは皆さんが昨日始めたものではありません。IoT戦略を立案し、有用なセンサーをきちんと設計し、それを搭載した製品を開発・製造・パッケージして出荷し、そこから2年後に初めてそれらのセンサーが街頭で自宅に電話をかけるのです。これはロケットの打ち上げプロジェクトのような、実りあるフィードバックを得るのに5年は想定しておくべき計画なのです。

ここはひとつ、常識的なアプローチをとりましょう。まずは、皆さんが入手できる範囲のデータを検証する概念実証(POC)を設計しましょう。平行して、何が収集するに値する意義のあるビッグデータなのかを誰かが検討する必要があります。そうした作業を設計プロセスに戻しましょう。そして、システムズエンジニアリングのアプローチをとった方がよいところはまさにこの部分なのです。というのも、それは単に“皆さんの”製品とそのソフトウェアの話ではなく、それが接続するモノ、そして、皆さんの会社の設計およびフィールドメンテナンスのチームが使うPLMへのフィードバックループの話にまで及びます。

よいニュースは皆さんが遅れを取っているわけではないということです。しかし現実的には、今システムズエンジニアリングについて学び始めPLMシステムを稼働させるときなのです。PLMとはシステムズエンジニアリングであり、IoTとは皆さんの「Business of Engineering」を実現することに他ならないからです。なぜIoTを製品に取り入れようとしているのですか?どのようにそれを実行するのですか?それが正しい方向であることをどのように確認しますか?これらは、収益性のある、お客様から愛される優れた製品を作るために皆さんが下さなければならないビジネス上の意思決定なのです。

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