今週のテクニカルTips: 3D PDFの3D測定ツール

今年はじめ、我々の製品群の先陣を切って、PLMプラットフォーム上でCADデータを3D PDFに変換するソリューションを発表しました。このソリューションは追加ソフトウェアを購入する事無く、 ユーザーは様々なフォーマットのCADデータに単一・共通のユーザーインターフェースからアクセス出来るようになります。

今回のテクニカルTipsの内容は、3D PDFの普及活動を行っている3D PDF Consortiumのサイトを参照しています。

3D PDF ConsortiumではこのTipsを用いて、Adobe Readerで利用可能な3D測定ツールが実際にもたらす効果について紹介しています。

今後のテクニカルTipsでも更に詳しく3D PDFについて紹介して行く予定ですので、ご期待ください。

3D測定ツールについて

3D測定ツールは、Adobe Readerで使用できる3Dツールです。Adobe Reader XIをお使いの方であれば誰でも簡単に、3D PDFファイルフォーマットで保存されたエンジアリングデータの測定やマークアップが可能です。

モデルを測定するには、まずモデルをクリックして3Dウィンドウをアクティベートして下さい。3Dツールバーが表示されるはずです。3Dツールバーが表示されない場合は、3D ビュー上の右クリックから、”ツール”> “ツールバーの表示”を選択します。

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3Dツールバーから3D測定ツールアイコンを選択し、3D測定ツールを表示します。

スナップの有効化

3D測定ツールの左側には、3D構造を選択するスナップ管理ツールが備わっています。スナップを使うと、3D構造内の特定箇所を選択することが可能です。例えば、湾曲した表面上のシルエット曲線や境界線の端なども、正確に選択することが出来ます。Adobe Readerでどのようなスナップ機能が使用できるのかを確認してみましょう。

合計5つの異なる3Dスナップ機能が存在し、各機能は3D測定ツール上の”Snap Enables”セクションにあるボタンで有効化/無効化を設定します。

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全てのスナップ機能を無効化する事も、1つ以上のスナップ機能を有効にすることもできます。ツールバー上のスナップ機能アイコン近くにある長方形の枠で、どのスナップ機能が有効化されているかを確認可能です。上記の画像では、全てのスナップが有効化されています。

測定タイプ

3D測定ツールの右側には、測定タイプを管理する機能が備わっています。

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Adobe Readerでは、以下の4つの測定タイプが利用できます。

picp43D Point To Point Measurement
3Dモデル上の2点間の距離を測定。クリックで開始点を定め、次のクリックで終了点もしくは末端を指定

picp4-23D Perpendicular Dimension
開始点とその直角方向にある2点間の距離を測定

picp4-33D Radial Dimension
クリックされた箇所の半径を測定

picp4-43D Angle Measurement
2点間の角度を測定

有効スナップと測定タイプの組み合わせ

測定タイプに合わせて適切なスナップを有効化する事が重要です。例えば、半径 (picp5 )を測定する際にはRadial Edges ( picp5-2)を設定します。また、半径を測定する際に直線エッジなどを測らないようにするため、必要の無いスナップ機能は無効化することも重要です。

実証

スナップ機能と測定タイプの相互作用に関する理解を深めるには、実際に使ってみることが一番です。各測定タイプで異なるスナップを有効化してみるなどして、最高のユーザーエクスペリエンスを提供する組み合わせを見つけてください。

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