今週のテクニカルTips: ECR/ECNリクエストのダイナミックアサインメント

Arasの変更管理ソリューションでは、パーツやドキュメントの変更に必要なタスクを、ワークフロープロセスを使ってグループや個人にアサインします。ECNやECRでワークフロープロセスが開始された後は、進行中リクエストに関するワークフローの修正はできません。変更リクエスト作成の度、ワークフロープロセスは現行ワークフローマップの”スナップショット”であると捉えてください。

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ワークフロープロセスオーナーがワークフローマップを作成すると、それがユーザーやグループを変更プロセス完了に必要なアクティビティへ割り当てます。ある重要な設定オプションを用いると、従業員の不在(休暇や病欠など)や、ユーザー間でのワークロード負荷を分散させるために、稼働中プロセスのアクティビティアサインメントを変更する事が出来ます。

例として、ECNに対する標準的なワークフローマップを見てみましょう。
(クリックで拡大)

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各ワークフロープロセスアクティビティは、その実行責任を持つユーザー又はグループアイデンティティへのアサインメントに紐付きます。例えば標準ワークフローでは、変更スペシャリストIIアイデンティティのメンバーにドキュメントレビューアクティビティがアサインされます。

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担当ユーザーが不在の場合は、彼らが戻るまでこのプロセスが中断します。(もしくは、ワークフローのエスカレーションが実行されます)

動的アサインメントの設定

以下で、このアクティビティを再アサインするための設定ステップをご紹介します

  1. まず、このアクティビティの次の担当者と、稼働中ワークフロープロセスに修正を加える担当者を決めます。この例では、Administratorsグループのメンバーであれば、誰でも稼働中プロセス上のアサインメントを変更できるようにします。

 

  1. 次に、アサインメントの動的変更を行うために、ワークフローマップを修正する必要があります。
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  1. Managed Byフィールドから、ワークフロー実行中にアサインメントの修正が可能な個人又はグループを選択します。この例では、Administratorsグループアイデンティティを入力します。
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  1. Roleフィールドで、このアクティビティの再アサイン先となるユーザーの制約を設定します。Roleフィールドが空欄の場合は、データベース上で定義されている全てのユーザー又はグループに対してアクティビティの再アサインを行うことができます。Roleフィールドにアイデンティティ名を入力する事で、再アサイン先の制限が可能です。この例では、再アサイン先をCM(変更管理)グループに制限します。
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  1. 次のECNを作成する前に、ワークフローマップへの変更が保存されていることを確認してください。

 

アサインメントの動的変更

プロセスのテストを行うため、新しいワークフロープロセスを開始する新しいECNを作成します。(ECNを作成するには、CMグループのメンバーである必要があります)

  1. TOCから稼働中のワークフロープロセスにアクセスし、編集します。(Administrator -> Workflow Processes)
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  1. Review Orderアクティビティ上で右クリックをし、稼働中のプロセスに対する現行のアサインメント設定を変更します。
    このアクティビティの担当者はCMアイデンティティグループのメンバーだけに制限されているため、グループ外のユーザーを選択した場合は以下のようなエラーメッセージが表示されます。
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  1. アサインメントが無事に変更されたら、該当アクティビティが有効化した時点で、次のターゲットユーザー(又はグループ)にリダイレクトされます。アクティビティ完了前であればいつでも再アサインを行うことが可能です。既に有効化されているアクティビティのアサインメントを変更した場合は、新しいユーザー又はグループにそのアクティビティが移動します。
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まとめ
ワークフローの動的アサインメントを計画することで、時間依存のアクティビティのボトルネック解消や、繁忙期における作業量のメンバー間調整を行うことが可能になります。

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