今週のテクニカルTips:プロダクト・エンジニアリングソリューションでのチームの活用

最新のプロダクト・エンジニアリングソリューションには、パーツやドキュメントの変更プロセス管理のためのExpress ECO (設計変更命令:Engineering Change Order)アイテムとDCO (ドキュメント変更命令:Document Change Order) アイテムがあります。これらの変更形式では、複数ユーザーをチームとして構成できる新機能を活用しています。

チームは、Aras環境でユーザーをグループ化する容易で強力な方法です。特定のプロジェクト、機能、地理的ロケーション、その他の重要な分類毎にチームを組む事ができ、チーム内のロールに基づいて各チームメンバーにワークフロー中のアクティビティや権限が割り振られます。

チームはArasの管理者によって作成され、チームロールが与えられた1人以上のユーザー(もしくはグループ)で構成されます。

以下では、オートバイ製造会社がエンジアリングスタッフを製品タイプ毎に組織する例を示します。プロダクト・マネージャーはパーツ(もしくはドキュメント)のリリース管理の全体的な責任を負い、プロダクト・エンジニアは適切な変更の起案とレビューを担当し、テスト・エンジニアはアクティブな変更命令を閲覧する一方、意思決定権限は持たない事とします。また、各チームのメンバーは製品ライン毎に異なっています。
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Arasの管理者はチームを作成し、適切なスタッフメンバーを配置し、それぞれに特定のロールを与えます:
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Aras Innovatorにはチームマネージャー、チームメンバー、チームゲスト、という3つのチームロールが事前定義されています。新たにチームロールを作成することも、役割の定義されていないメンバーを追加することも可能です。この例では、チームマネージャー(John Craig)がOff Roadチームのプロダクトマネージャーになり、Alex Roydon とTom Allenはチームメンバーロール(プロダクト・エンジニア)に割り当てられます。Kay Powersには何もロールが割り当てられていませんが、チームのメンバーとして定義されます。

管理者が2つのチームを追加作成し、それぞれに適切なメンバーとロールを割り当てます。
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Aras InnovatorでExpress ECO (もしくは DCO) が作成され、リリースや変更に関する影響アイテムが割り振られた際には、作成者が構成済みのチームを選択します。
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選択されたチームはExpress ECOワークフロー内の業務決定に利用されます。Express ECOワークフローマップでアクティビティが以下のように定義されます:
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ECOの作成者がSubmit to Planningを選択すると、選択されたチーム・マネージャーがPlanningアクティビティに割り当てられます。

この例では、Express ECOでTouringチームが選択された場合、Ann HarrisがECO Planningアクティビティに割り当てられます。Racingチームが選択された場合は、Karen Thomasに業務が割り当てられます。選択されたチームと役割で適切な個人が特定されます。

チームマネージャーがStart Workを選択すると、チームメンバー全員が変更プロセスを完了させるためにDraft Changesアクティビティを実行します。マネージャーがSubmit to Plan Reviewを選択した際には、1人のチームメンバーがPlan Reviewアクティビティを実行します。この例では、Touring Productチーム選択時にはRogerとJoeが、Racingチーム選択時にはTimとJoseが業務を受け取ります。

全てのチームメンバーがECO (もしくはDCO)を閲覧する事ができますが、特定のロールが無いと上記のような業務を実行する事はできません。この例では、ECOにTouringチームが選択された場合、Kevin BoothにはECO閲覧権限が与えられますが業務は割り当てられません。

以下の図式がこのサンプル構成のまとめです。
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Express ECO (もしくはDCO) の作成者が構成済みのチームを選択すると、業務と適切なセキュリティが各チームメンバーのロールに応じて割り当てられます。各ECO (もしくは DCO)には1つのチームのみ選択可能で、Aras管理者は必要に応じてメンバー構成を変更することができます。

チームを活用したメンバー編成は、組織内の多様なユーザーをまとめながら、各プロジェクトや機能、地域に関連したタスクを割り振る事ができる、容易で効果的な方法です。

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