そのライセンス費用高すぎないか?③

◆オープンソースシステムって業務に使えるの?

オープンソースシステムの魅力はなんといっても無料で手にはいることでしょう。

最近ではライセンス販売されているシステムと同じ機能を持つものがオープンソースで提供され始めています。

オープンソースとフリーソフトをあわせてFLOSSといった言葉が使われていますが、今のところエンタープライズアプリケーションとして提供されているものとしてはオープンソースで提供されているアプリケーションが多いため、ここではオープンソースに絞って紹介したいと思います。

オープンソースで提供されるソフトウエアのほとんどは、ソフトウエア自身は無料で入手出きます。

よってシステム構築の際の初期投資(アップフロントコスト)をかなり抑えることができます。

ソフトウエア自身は無料で手に入りますので、システム化を検討する際は実際に使ってみて自分たちの要件に合致しているかを十分調査しながらシステム化プロジェクトを進めることができます。

これはシステム構築を成功させる上で非常に大きなアドバンテージとなります。

アップフロントコストを抑え、少ない投資を継続しながらシステムを構築していくことで、システム構築におけるリスクを大きくヘッジすることができます。

実際に使えるメリットとして見落としてはならないのが、システムには業務ノウハウが埋め込まれているという点です。

そこには様々な企業で培ったノウハウを垣間見れるので、自社の業務のあるべき姿を構築するうえで非常に参考になります。

また、オープンソースで提供されているシステムには、規模の差こそあれオープンコミュニティが存在し、個別に開発しなくても自分たちが欲しい機能を簡単に取り込めたり、コミュニティのプログラムを参考に自社の要件にあったサービスを作成することができる点も非常に大きな魅力です。

 

オープンソースシステムのデメリットとしては大きく2つ上げられます。

一つはシステムが一定の方向性もって継続して開発し続けるか?という点です。

オープンソースは個人やある特定のグループによって推進されている場合が多く、この場合企業活動として取り組まれているソフトウエアよりビジョンや開発の方向性が定まっていないということも多く有ります。

二つ目はシステムのサポートなどはコミュニティ頼りな部分も多く、システム開発時にキチンとしたサポートが受けられずに苦労する場合も有ります。

このようなオープンソースのデメリットも最近では改善されてきています。

PLMのようなエンタープライズシステムをオープンソースモデルで提供している企業は殆どの場合、特定の企業がコアになるシステムを開発して提供しています。また、従来であれば1社で開発するしかなかった拡張機能なども、オープンソースモデルの場合はコミュニティの力を有効活用して機能拡張することができるため、特定の企業内で開発するシステムより多くの機能が短期間に提供されています。

後者のサポートに関してもサブスクリプションサービスという形でサポートを有償で提供しているため、一般的なライセンスモデルで販売されているソフトウエアと同じように安心して使えるようになってきました。

もちろんオープンソースシステムで構築したシステムも個別のシステムですので、従来通りハードの調達や開発マネジメント及び保守・運用まで考慮しなければならない点もお忘れなく。

 -久次 昌彦-

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