PLMの投資対効果と課題解決シナリオ③

 ◆PLMシステム構築の予算規模

では一体、一般的な企業ではPLMシステム構築にはどれくらいの予算をかけているのでしょうか?

システム構築の費用はソフトウエアやサービスを提供するベンダーによっても違いますし、要求する内容の密度や難しさによっても変わってくるのですが、PLM info というサイトによると下記のような調査結果が発表されています。

このサイトによるとPLMシステム構築にかかわる初期費用のうち、一番大きいのがソフトウエアの費用(30%)で次いでシステム構築費用(25%)が来ます。その次にかかるコストとして、ハードウエアや業務コンサルティング及びソフトウエア選定にかかる費用がそれぞれ8%となり、残りの部分にはデータ移行や教育及びメンテナンスにかかわる費用となっています。

このレポートではPLMの構築にかかわる費用として、システムの開発にかかわる費用だけでなく、ソフトウエアの選定や評価にもかなりの費用がかかっているということは非常に興味深い点です。

それ以外にも、PLMのソフトウエアと構築にかかわる費用もハイエンドのソフトとローエンドのソフトではライセンスの価格だけでなく、インプリメンテーションやメンテナンス費用の分布も変わってきます。

大企業向け予算と中堅企業向における予算規模の違いもさることながら、大企業向けの予算ではアプリケーションのインフラにかかわる費用より、ヘッドカウント(システム利用者)による費用が大きな割合を占めているという点も興味深い点ですね。

-久次 昌彦-