製品開発支援システムの仕組み:「みつける」 - リスクを見つける

製品開発業務で作業を円滑に進めるためには、情報を簡単に”見つける”ことが出来るようにするとともに、リスクも簡単に”見つける”ことが出来るようにしなければなりません。

ここでいうリスクとは製品開発のQ(Quality)、C(Cost)、D(Delivery)に対するリスクです。

どれも計画値以下にすることが望まれる指標ですが、現実にはなかなかうまくいきません。

ここではPLMシステムを使ってどのようにこれらのリスクを低減していくのかにつてい説明してきたいと思います。

・Qualityリスク

品質管理では、PDCAサイクルをキチンと回していくとともに、Actとしての最適化サイクルでリスクを客観的に数値で把握でき利用にしておくことで、製品開発にかかわる関係者とリスクと改善度を共有することが出来るようになります。

FMEAのRPN(Risk Priority Number)やリスクマトリックス法の程度と発生確率などで見ていくことが出来ますが、Aras Innovatorでは本来QMSソフトウエアで実現しているような品質管理機能を、PLMシステムとして利用できるように用意しています。

・Costリスク

コストのリスクを低減するには常に設計者にコストを意識させることが効果的です。

重要なポイントはコストの情報が出来るだけ最新之情報であることが望まれます。

よって、PLMシステムを設計部と調達部で共同で利用して調達部門から常に最新の情報にアクセスできるような環境を構築する必要があります。

また設計者には個々の部品を積み上げた全体のコストを常に把握できるような仕組みと、コストオーバーした時にワーニングを出すとともに代替品の選択が可能なように情報を提供できるような仕掛けを提供するとよいでしょう。

・Deliveryリスク

Deliveryのリスク、要は日程・納期の遅れるリスクをどのように常に把握できるようにするかです。

PLMシステムには日程を管理するためにプロジェクト管理機能が備わっています。

プロジェクト管理が出来れば日程の把握は少なくともできそうですが、実際の製品開発プロジェクトはそう簡単ではありません。

というのも通常一つの製品開発プロジェクトのは役割や機能に応じた個々のプロジェクトに細分化されて化スケジュールを管理されていきます。この個別に管理されているプロジェクトを大元のマスタープロジェクトを両方整合性を満たせながら管理できるようにする必要があります。

また、個別のプロジェクトもフェーズに区切ったゲート管理などが行うことで、ミクロとマクロの両視点から製品開発業務のDeliveryリスクをマネジメントすることが可能となります。

-久次 昌彦-

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