ACE Automotive Round Table実施報告

2016年2月4日(木)に、都内ホテルにて開催いたしました「ACE Automotive Round Table」についてご報告します。

当日は、大手自動車メーカーの日産自動車様本田技術研究所様マツダ様など、MBSEを長年研究されている慶応義塾大学大学院様およびカイザースラウテルン工科大学様、ArasよりCEOのPeter SchroerやAras Japan社長の久次が参加し、「日本の自動車業界におけるMBSE(モデルベースシステムエンジニアリング)やALM-PLMの実現について」熱い議論をいたしました。欧米や日本各所より遠路遥々ご足労頂きまして誠にありがとうございました。

ドイツにおけるMBSEへの取り組み最新情報、それに対する日本の現状と各自動車メーカー様の課題などなど、、、まさに産学一体となり日本企業に合ったMBSE実現への第一歩を議論できたのではと思います。参加された皆さんそれぞれの課題解決の糸口が見つけられた機会になりましたら幸いです。

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(カイザースラウテルン工科大学 Eigner教授による、欧州の官民連携によるMBSEの取り組み)

また、このような取り組みはArasのオープンコミュニティ活動の一環です!Arasでは、ユーザーさまのご意見、大学での研究、オープンツールベンダーなどを取り入れ、エンジニアリングプロセス全体の効率化を支援する「Business of Engineering」を支援してまいります。

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(みなさま、大変有益なディスカッションありがとうございました。)

 

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「Business of Engineering」とは?Aras CEO&ファウンダー、ピーター・シュローラへの3つの質問

この20年、エレクトロニクス、そして今はソフトウェアがあらゆる製品の重要部分を占めるようになり、製品は飛躍的に複雑になりました。そしてこのことが、製造業にこれまでにない課題を突き付けています。例えば、適切なソフトウェア開発の専門性がなくても製品の統合性(インテグリティ)を管理し、重要なテクノロジーを管理するサプライヤーとの関係を調整し、現場の製品に対しソフトウェアがアップデートされる際の操作の安全性を確保し、ますます複雑になる規制・法令に対しコンプライアンスを確保しなければならないのです。

しかし、従来のPLMシステムはこのペースに追いつくことができずにいます。旧来のアーキテクチャでは、ハードコードされたアプリケーションやデータ、プロセスががっちりと組み込まれており、導入に数年を費やし、アップグレードするには複雑すぎるシステムになっていました。こうした従来型PLMシステムは、まさに「Science of Engineering」というべきメカニカルな3D CADにばかり注力し、ソフトウェアやエレクトロニクス、要件、製造プロセス計画、サプライチェーン、品質、技術文書の作成といった重要なプロセス、つまり「Business of Engineering」が分断され、それぞれの機能を発揮できずにいたのです。

本ブログ記事では、ArasのCEO&ファウンダーが未来のPLM戦略として「Business of Engineering」のコンセプトを語ります。

1.「Business of Engineering」とは何を意味するとお考えですか?

エンジニアリングの本来の目的はビジネス、つまり、利益を生む製品を作ることです。これには、顧客の要求を満たすことから、法的責任を最小限にすること、持続可能性を実現すること、開発コストや製造コストを最小限にすることまで、さまざまな意味合いがあります。

私たちの競合や市場アナリストの大半は、イノベーションの価値を大げさに評価しがちです。しかし、エンジニアリングの目的は格好のいい製品を設計することではありません。“儲かる”製品を作ること、つまり、ビジネスとして成り立たせることなのです。これに対し、「Business of Engineering」は、製品のライフサイクル全体を理解し、それに対するすべての影響(製造コストや法的責任、リスクなど)を管理することに焦点を当てています。こうした考え方はこれまで「Design for X」と呼ばれ、Xの部分には製造性や試験容易性、サポート容易性などが該当していました。

2.製造業にとって「Science of Engineering」と「Business of Engineering」を区別することがなぜ重要なのでしょうか?

大切なのは両者のバランスです。過去20年、市場(アナリストやソフトウェアベンダー、大学なども含め)は3D CADやシミュレーション、デジタルモックアップ(DMU、専門性の高いビジュアライゼーション)への大きな投資を推し進めてきました。こうした「Science of Engineering」は確かに重要ですが、Business of Engineeringへの投資とのうまくバランスを取らなければ、製造業は利益を生む製品を作ることに苦労することになるでしょう。

製造、品質、サプライチェーン、梱包、構成管理、物流、フィールドサポート、要件管理 - これらは利益を生むものづくりのために求められる、重要な役割・課題のほんの一部です。しかし、製造業の実情を正直な気持ちで見てみてください。社内およびサプライチェーンにおいて、製品に関連するデータやプロセスの大半は未だに手作業や紙の文書、電子メール、エクセル、Lotus Notes、Dropbox、FTPなど自前のシステムで管理されているのではないでしょうか。その点、柔軟性やスケーラビリティ、長期的なレジリアンス(しなやかさ)を備えたAras Innovatorのプラットフォームは、こうしたBusiness of Engineeringに関わる複雑なデータやプロセスへの対処にまさに適しています。企業全体のビジネスプロセスを考えると、機械設計のユースケースといったワークグループレベルでの「Science of Engineering」に比べ、はるかに柔軟性のニーズが高いです。

3.次の10年を見据えて製品開発の課題を解決するために、製造業が最も考慮すべき戦略は何でしょうか?

製造業は今、コンプライアンスや法的責任、グローバル競争、分散されたサプライチェーン、複雑化するソフトウェアやエレクトロニクスのコンテンツ、IoTなど、多くの点で急速な変化に直面しています。製品はもはやメカニカルな要素だけのものでも、単独で設計されるものでもありません。誰もがシステムエンジニアになります。そうしたなかで取るべき戦略は何かということ、製造業にとっては自社のPLM戦略を見直し、Business of Engineeringにどう影響を与えるかを考えることが不可欠になるでしょう。私たちには、昨今の混沌としたシステムの状況に取って代わるような、新たなビジネスニーズにも効率的に応えられるプラットフォームが必要なのです。

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CEOピーター・シュローラ ブログ 「地下に潜むPLM」

「PLMにはたくさんお金を費やしているから、うまくいくでしょう。」という社長の見方。。

しかし現実は、「実体のないPLM」なるものが存在し、実際には密かに任務を遂行するPLMシステムが開発、製造、品質そしてサプライチェーンを動かしているのです。何かが起こるまでは問題ではありませんが、ちゃんと考えてみてください。会社にリスクを追わせたいですか?FDAから警告書がきたら?RoHS対応の不備で出荷が遅れたら?あるいは、無限責任の人身災害が起こったらどうしますか?

皆さん、TeamCenterやWindchill、Enoviaからリプレースして、ArasがPLM市場でのシェアを目覚ましく伸ばしている記事を目にするでしょう。しかし、Arasは本当にこれらのシステムをリプレースしているのでしょうか?もともと不完全に実装されているものをどのようにリプレースするというのでしょうか?はっきりしているのは、これらのシステムはどれも大規模なIT成功事例という点です。確かに、PLMシステムを購入し、カスタマイズし、導入し、そして何年もメンテナンスに費用をかけていると思います。ところが、一皮むけばこれらの高価なシステムは一度も完璧に実装していません。

その証拠は至るところにあります。「実体のないPLM」の存在は端々ですぐにわかります。例えば、40個のタブと何百ものマクロがあるExcelのスプレッドシートなどを使っていませんか?これが皆さんのPLMシステムです。皆さんのサイトとDropBoxの間のネットワーク帯域を見てみてください。サプライチェーンとはセキュアな共有ができていますね。この「実体のないPLM」は、皆さんの企業IPをEメールやFTP、DropBox経由でサプライヤに送信しています。しかし、もし私たちが1分でもデータセキュリティの問題を見過ごしたら、だれが管理するのでしょうか?そのPLMが正しくリビジョンされたファイルやBOMを正確に提供してくれていると確信できますか?また、皆さんの品質管理部門に、入荷製品の何をチェックしているか聞いてみましょう。もちろん、彼らには2Dの図面やExcel、紙のECO文書などの「実体のないPLM」があります。彼らはこれらを入荷する部品と付き合せています。これはなんとも危ういシステムで、正確に機能しないことは一目瞭然です。

Arasの急成長の理由がお分かりいただけたのではないでしょうか。私たちは、TeamCenterやWindchill、Enoviaをリプレースしているわけではありません。それらはそもそも、きちんと実装されていなかったのです。Arasは、コストを抑えた、導入が簡単で使いやすいソリューションで、地下に潜む「実体のないPLM」をリプレースしているにすぎません。そして、私たちはBusiness of Engineering(個々のツール機能の視点ではなく、ものづくり業務全体の視点でビジネスを最適化)を実現します。いまこそ、PLMは本来のビジネスに立ち返る時なのです。

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ゼロからの Aras Innovator 第15回 〜 リレーションシップの振る舞い 〜

新年、明けましておめでとうございます。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
さて、またまた前回から間が空いてしまいましたが、「ゼロからの Aras Innovator」の第15回をお届け致します。

ゼロからの Aras Innovator 掲載予定

前回はリレーションシップの設定方法について見てきました。
今回は、そのリレーションシップを設定する際に考慮に入れておくべき事項 ―― 参照先アイテムの世代が上がった際の参照の振る舞い ―― について見ていきたいと思います。

なお この「参照の振る舞い」は、リレーションシップだけでなく、Item型プロパティ(データタイプが「Item」のプロパティ)に対しても考慮が必要ですが、今回はリレーションシップに限定してご説明していきます。

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新年のご挨拶

謹賀新年

皆様におかれましては、お健やかに新春をお迎えのことと存じます。旧年中は格別なご高配を賜り、誠に有難うございました。

本年も、より一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。また、皆様に益々ご繁栄がありますよう心よりお祈り申し上げます。

2016年1月1日

アラスジャパン一同

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年末のご挨拶

本年も残すところあと僅かとなりました。アラスジャパンおよび本ブログをご愛顧いただきまして、誠にありがとうございました。

今年はAras Innovator® Ver11の公開から始まり、アラスジャパンのオフィス移転、過去最大規模のACE開催、パートナー交流会等々、ユーザー様、パートナー様、コミュニティー皆さまに多大なご支援をいただき本年を終えることができました。これもひとえに皆様方のご厚情の賜物と心より感謝しております。

来年も変わらぬご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。

2015年12月28日

アラスジャパン一同

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人気ブログアクセスランキング(2015年)

メリークリスマス♪ 2015年全体のアクセスランキングTop10を発表いたします!

今年は去年に比べ20%増の方にアクセスをしていただきました。ありがとうございます。見逃していたブログがありましたら、是非この機会にご一読ください。

1位:ゼロからの Aras Innovator 第1回 〜 Aras Innovator の基本構成 〜 (2013/6投稿)

2位:ゼロからの Aras Innovator 第0回 〜 はじめに 〜 (2013/5投稿)

3位:ゼロからの Aras Innovator 第8回 〜 やってみよう①:その1 データモデルの実装 〜 (2013/12投稿)

4位:ACE 2014 Japan 開催報告 (2014/10投稿)

5位:ゼロからの Aras Innovator 第2回 〜 はじめにアイテムタイプありき 〜 (2013/6投稿)

6位:ゼロからの Aras Innovator 第10回 〜 やってみよう①:その3 ビジネスロジック・UIの肉付け 〜 (2014/1投稿)

7位:品質工学の理論を駆使してもトラブルが発生する理由①  (2012/11投稿)

8位:ゼロからの Aras Innovator 第6回 〜 ファイルサーバ共有はもう古い:VaultとOffice Connector 〜 (2013/10投稿)

9位:ゼロからの Aras Innovator 第7回 〜 システムとの対話:AMLとプログラム開発 〜 (2013/10投稿)

10位:ゼロからの Aras Innovator 第12回 〜 アイテムタイプの設定:テーブルと画面が一瞬で 〜 (2015/5投稿)

2016年も皆さんに有益なAras情報 および Aras Innovatorの基本の「キ」をお届けするために、コンテンツを充実させていきたいと思います。

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